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ガラス製タイルをご使用の前に
ガラス製タイルとガラス釉薬を施したタイルは、セラミックタイルにはない透明感あふれる美しい質感、光を反射して輝く色鮮やかさなどの特性を持ち、インテリアの装飾に華やかさをプラスする素材です。
その反面セラミックタイルとは違う注意が必要です。
施工上考慮しなければならない点などがありますので、以下の注意事項をよくご確認の上ご使用ください。
ガラス製タイルの特性
1,製法上、色合い、寸法、形状にバラツキがあります。
2,角が小さく欠けたり、表面の窪んだタイルが混入していますが不良品ではありません。
3,ガラス製タイルは光を透過しやすいため、目地、下地の色の影響で施工前と施工後では色合いが違って見えることがあります。
4,浴室など温度差の激しい場所では、熱膨張の繰り返し、ガラスの中央部と周辺部の温度差が生じることが原因で製品が破損する場合があります。使用場所には十分ご注意ください。
5,紫外線等で色が変化する場合がありますので、ご注意ください。
6,樹脂タイルがミックスされているものもあります。火気を使用する場所や高温になる場所への施工は出来ません。
7,発注後シート加工して出荷するものがあります。その場合は納期がかかりますので、その都度ご確認ください。
施工上のご注意
1,ガラス製タイルの切断面は危険ですので、カットの出ないような納まりで割り付けしてください。どうしても切断が必要な場合は、タイルカッターかガラスカッターで切断してください。
切断面は砥石でよく研磨して、ケガをしないように十分注意してください。
サンダーによる切断は、製品の破損、事故の原因となり大変危険ですのでおやめください。
2,ガラス製タイルには裏表が分かりにくいものがあります。
紙貼り製品は紙が貼ってある面が表で、
裏ネット貼り製品はネットの貼ってある面が裏です。
施工の前によくご確認ください。
3,木質下地の場合、施工後にアクが出ることがあります。施工前にアク止めの処理を行ってください。
4,ガラス製品は必ず接着剤で施工してください。吸水率0%のためモルタルでは接着できません。
5,接着剤は弾性接着剤を推奨しています。
6,淡色系、透過系製品は下地や接着剤のクシ目が透けて見えることがあります。
白系の接着剤を使用し、クシ目を立てず平面になるように仕上げて施工してください。
7,接着剤及び目地詰めが不十分な場合、ガラスを透過して隙間が見えることがありますのでご注意ください。
8,ガラス釉薬を使用した商品は、意匠上貫入が入っているものがあります。貫入からカーボン等が浸透し汚れの原因となる恐れがありますので、カーボンや酸化鉄が混入された黒系目地材の使用は避けてください。
9,メンテナンスには酸性やアルカリ性の洗剤、クレンザーは使用しないでください。変色したり表面に傷がつく恐れがあります。
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